
ギリシャ・ロードス島で時を旅する:伝説と遺跡が息づく中世の宝石
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【ロードス島の魅力と観光の楽しみ方】
エーゲ海の南東に浮かぶロードス島は、ギリシャの中でも特に歴史と神話が色濃く残る島です。
中世の城壁都市がそのまま残る旧市街は、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気。石畳の路地を歩けば、騎士団の足音が聞こえてきそうです。
ビーチリゾートとしても人気があり、透明度の高い海と陽光に包まれた街並みが、訪れる人々を魅了します。
【ロードス島への行き方】
日本からロードス島へは直行便がないため、アテネ経由が一般的です。
アテネからは国内線で約1時間、またはピレウス港からフェリーで約15時間。トルコのマルマリスからもフェリーが出ており、地理的にアジアとヨーロッパをつなぐ要衝であることが感じられます。
【伝説:世界七不思議の巨像】
ロードス島といえば、かつて存在したとされる「ロードスの巨像(コロッソス)」の伝説が有名です。
紀元前3世紀、太陽神ヘリオスをかたどった高さ約34メートルの青銅像が港に立っていたとされ、世界七不思議の一つに数えられています。
地震で倒壊し、現在はその姿を見ることはできませんが、港の両岸に立つ鹿と雌鹿の像がその伝説を静かに語り継いでいます。
【ギリシャの有名な建物とロードス島】
ギリシャといえばアテネのパルテノン神殿が有名ですが、ロードス島にも見逃せない建築があります。
特に「騎士団長の宮殿」は、14世紀に聖ヨハネ騎士団によって築かれた壮麗な建物で、現在は博物館として公開されています。
モザイクの床や中世の家具が保存されており、当時の騎士たちの暮らしを垣間見ることができます。
【クルーズで訪れるロードス島】
ロードス島はエーゲ海クルーズの人気寄港地でもあります。サントリーニ島やミコノス島と並び、歴史とリゾートの両方を楽しめるスポットとして注目されています。
クルーズ船は旧市街のすぐ近くに停泊するため、下船後すぐに観光を始められるのも魅力です。
【遺跡と歴史の重なり】
島内には古代ギリシャ時代の遺跡も点在しています。特に「リンドスのアクロポリス」は、白い家々が並ぶ村の丘の上にそびえ、アテナ神殿の柱が今も残っています。
ここから見下ろすエーゲ海の眺めは、まさに絶景。またカメイロス遺跡では古代都市の街並みがそのまま残されており、静かな感動を呼び起こします。
【宮殿と中世の記憶】
ロードス旧市街の中心にある「騎士団長の宮殿」は、まさに中世の象徴。
重厚な石造りの外観と、内部の優雅な装飾が対照的で騎士団の栄華を今に伝えています。夜にはライトアップされ幻想的な雰囲気に包まれます。
ロードス島は神話と歴史、そして美しい自然が織りなすギリシャの宝石。訪れるたびに新たな物語が見つかる、そんな場所です😊🏛️✨