ギリシャを漢字で表記する魅力とその背景

ギリシャを漢字で表記する魅力とその背景

イタリア国は略して「伊」、スペインは「西」、

ではギリシャ国は?と、ここで、うーん🤔と悩んでしまうことがないように、

今回はギリシャ国を漢字で書くと?をテーマにして深く掘り下げてみましょう😊

 

【ギリシャの漢字表記】

ギリシャを漢字で表すと⏰・・・

正解は、「希臘」と書きます。

こんな難しい漢字なの?!😲と思った方もいるかもしれません。また「希」のみを回答された方もいるでしょう。

漢字検定上位レベルの漢字ですね。スペイン国やイタリア国の正式漢字に比べて、

こんなに書きにくい漢字にしなくてもと思いますが😆

この表記は日本独自のものではなく、中国を経由して伝わったものです。「希」は「ヘラス」の音を音訳したもので、「臘」は言葉の末尾に当てられた音読みの一部です。

実際にギリシャでは自国を「ヘラス(Hellas)」と呼んでおり、この音が中国語の漢字表記となった後、日本に受け継がれました。

 

【希臘の由来】

ラテン語ではギリシャを「Graecia」と呼んでおり、この言葉がポルトガル語や他のヨーロッパ言語を通じて日本に入ってきた際に「ギリシャ」となまりました。

江戸時代にポルトガルの宣教師が持ち込んだ影響もあり、日本ではポルトガル語やラテン語を基にした呼び方が主流となりました。一方で漢字表記は中国文化の影響で独自に作られました。

 

【ギリシャ国を一文字で】

ギリシャを漢字一文字で表す場合は「希」と書きます。これは「希臘」の「希」を取った形ですね。この略し方は他の国でも同じ方法が使われていて、例えば「米」はアメリカ、「仏」はフランスというように、国名を漢字一文字で簡略化して表現することが一般的です。

 

こうした略語は新聞やニュースの見出しでスペースを節約するために使われることが多く、大正時代から定着したと言われています。ちなみにギリシャの「希」は「稀(まれ)」や「少ない」を意味する漢字で、ギリシャの希少な地理や文化を連想させる…かもしれませんね。また日本漢字の希望の希と同じなので、覚えやすく良い印象ですね。 

 

ギリシャ漢字の由来を学んだあとは、なるほど豆知識のご紹介。

【豆知識】

ギリシャの国名「ヘラス」の由来はギリシャ神話に出てくる伝説的な王「ヘレン」にあります。「ヘレン」の息子たちが住んでいた土地が「ヘラス」と呼ばれ、そのまま国名として定着しました。

ギリシャの漢字表記で使われる「希」は、珍しいものを意味する漢字ですが、ここでは単に音読みを基にしたものです。

ギリシャは中国のシルクロードを通じてその文化が広まり、漢字での表記もこのルートを通じて確立されたものとされています。

 

【まとめ】

漢字で表す外国の国名は、地理的な交流や文化的な影響が色濃く反映されています。ギリシャの「希臘」という漢字表記は、中国と日本が国際交流を通じて受け継いできた文化の一端であり、独特の歴史背景を持つ興味深い例と言えるでしょう😊


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